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ロシア:地下資源庁、金属資源探査を強化
2023年6月11日付け報道によると、ロシア地下資源庁は、戦略的原料の確保を目指し、地質探鉱計画を公表した。2023年は新たに10か所で新規探査を予定する。2022年以前から継続する探査エリアを含めると、41か所で資源探査が行われる。
この探査で、推定埋蔵量を、ウラン30千t、銅2.4百万t、鉛1.3百万t、亜鉛2.1百万t、チタン20百万t、金774t、銀1.6千t積み増すことを目論む。また、チタンの推定可採埋蔵量を15百万t追加したいとしている。
また、海洋での鉱物資源探査を予定する。7区画での探査が予定されているが、うち6か所では2022年からすでに作業が進められており、2023年、さらに1カ所での地質探鉱が開始され、マンガン団塊、コバルトリッチクラスト、海底熱水鉱床の探査を予定する。
従来、国家地質探鉱への融資額は地下資源利用者による地質探鉱業務への投資額の数分の1となっていた。例えば、前年度から引き継がれた区画を加えずに見た場合、鉱物資源の埋蔵量拡大への割当額は合計770mRUB(ロシア・ルーブル)、海洋における新規フィールド調査への割当額は3mRUBでしかなかった。しかし今回、連邦予算から2.1bRUBが割り当てられる予定である。一方、地下資源利用者による地質探査業務への投資額は78bRUBの見込みである。
