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ノルウェー:重要鉱物確保のための新戦略を表明
2023年6月21日付けのプレスリリースによると、ノルウェー政府は重要鉱物確保のための新たな戦略を発表した。同戦略では、循環的な鉱業の推進、新たな鉱物プロジェクトの迅速な実現、気候・コミュニティ・環境への一層の配慮、国際連携の強化に向け、5つの柱を掲げている。
- (1)鉱物プロジェクトの迅速な実現
- 政府による地質調査と重要原材料マッピングの推進
- 許認可の迅速化に向けたfast-trackとone-stop shopの導入
- 鉱物プロジェクトを社会・環境的に進めるためのガイダンスの提示
- (2)ノルウェー鉱業のサーキュラーエコノミーへの貢献
- 鉱山廃棄物の最小化と循環的なビジネスモデルの提示の要求
- 許認可取得前段階での採掘の必要性に係る書面提出
- 鉱山廃棄物に係る新たな環境規制検討のための専門家会議の創設
- (3)ノルウェー鉱業のサステナビリティの確保
- 環境に影響のある化学物質の使用をゼロとするビジョンの採択
- 2030年までのゼロエミッションを実現する新たな鉱山機器の導入
- よりよい対話、早期の関与、先住民に対する補償の確立
- (4)収益性があり持続可能なプロジェクトの前提となる民間資金の活用
- Green Industrial Initiativeを通じた民間資金の活性化とリスク低減
- 国営の資源会社またはファンドの創設検討
- 鉱山開発の活性化・地元経済への貢献に向けた経済産業政策の検討
- (5)国際連携(鉱物の安定的なサプライヤーであり続けること)
- 鉱物資源国としてのノルウェーのマーケティング
- EU及びヨーロッパ各国との連携強化
- ノルディック国との連携強化
なお、同戦略では、海底採掘(seabed mining)についても、Seabed Minerals Actの下、環境に配慮しつつ推進していく姿勢を示している。
戦略の実現に向け、既に30mNOK(ノルウェークローナ)の予算が割り当てられており、更なるマッピングやリサーチ・イニシアティブを通じて、同国の資源ポテンシャルの開発、鉱業の持続可能性の向上につなげるとしている。


