閉じる

ニュース・フラッシュ

鉱種:
その他
2023年8月4日 シドニー Whatmore康子

ジャマイカ:国際海底機構、国際海底における鉱物採掘に関する規則を2025年に採択する見通しであることを表明

 2023年7月25日付けのメディアによると、国際海底機構(ISA:International Seabed Authority)は、2023年7月にジャマイカで行われた第28回理事会2部において、国際海底における鉱物採掘に関する規則を2025年に採択することで合意した。ISAは同規則を2014年から作成していた。2021年にナウル政府が、北太平洋、メキシコ湾、ハワイの間に位置するClarion-Clipperton海域(CCZ)においてマンガン団塊採掘が計画され、同規則を2年以内に決定するよう要請する「2年ルール」を発動したことに伴い、同規則は2023年7月9日の期限日までに採択される予定であったが、採択されないまま期限日を迎えた。ISAは、現時点で国際海底における鉱物採掘の申請は行われていないとしているが、CCZで海底鉱物採掘計画を進める加Metals Company(TMC)社は、同計画において2024年から採掘を開始する予定としている。

ページトップへ