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ニュース・フラッシュ

鉱種:
PGM(白金族) ニッケル
2023年8月4日 金属企画部 長原正人

ロシア:Chernogorskoe銅・ニッケル・白金族鉱床の開発が1年延期

 2023年6月16日付け報道によると、Russian Platinum社が開発するChernogorskoe鉱床の採掘開始が、1年遅れの2025年となる。Chernogorskoe鉱床はNorilsk市近郊にあり、銅、ニッケル、白金族を採掘する予定で、鉱石埋蔵量は131百万tである。選鉱場や発電設備等の建設が進んでいた。
 遅延の原因は、制裁により設備、機材が入手できないことによる。ロシアで鉱山機械を含む重機械を製造するUralmash社および、ベラルーシの建機メーカーBelAZ社の製品で代替する。
 現在、Russian Platinum社は、Chernogorskoe鉱床の採掘・選鉱を担うChernogorskoe採掘選鉱コンビナートの建設を行っている。Chernogorskoe採掘選鉱コンビナートによる第一期の処理能力は鉱石7百万t/年と計画されている。以降の工程は提携関係にあるMMC Norilsk Nickel社によって行われる予定である。Chernogorsky採掘選鉱コンビナートの操業開始後の計画として、Chernogorskoe鉱床から西部に位置するNorilsk 1鉱床南部(Norilsk 1鉱床北部はNorilsk Nickel社が採掘)の開発が計画されている。計画が実現すると、同社はMMC Norilsk Nickel社に次ぐ白金族採掘企業となる。
 なお、かつてRussian Platinum社はMMC Norilsk Nickel社と合弁でArktic Palladium社を設立する予定だったが、中止になっている。MMC Norilsk Nickel社との提携関係は維持している。

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