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- コバルト ニッケル
インドネシア:PTVI、HPAL製錬所の操業は2026年を計画
2023年7月26日付け現地メディア等によると、PT Vale Indonesia(PTVI)は、現在開発中のHPAL(高圧酸浸出)製錬所プロジェクト2件の操業開始は2026年の予定と発表した。PTVIのFebriany Eddy CEOが述べた。
同氏によると、HPAL製錬所の1つは、中Zhejiang Huayou Cobalt社(浙江華友鈷業股份有限公司)及びFord社との協力によるもので、Sulawesi州Pomalaaで2022年11月から建設中である。投資額は4.5bUS$、120千t/年のニッケル・コバルト混合水酸化物(MHP)生産能力を備える。また、もう1つのHPAL製錬所は、南Sulawesi州Sorowakoで計画しており、投資額は2bUS$、60千t/年のMHP生産能力を計画している。2023年末に建設を開始する予定である。
更に、PTVIは現在、中国の太原鉄鋼集団有限公司(Taiyuan Iron & Steel社、TISCO)及び山東晋海科技有限公司と協力して、中部Sulawesi州Bahodopiで、ロータリーキルン電気炉(RKEF)製錬所を建設中である。ニッケル製品生産能力73千tであり、2025年に完成予定である。
