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ペルー:Siemens Energy社南米部長、水素輸出のため他の中南米諸国との連携を提言
2023年8月7日付けペルー鉱業技師協会(IIMP)の発表によると、同協会主催のセミナー「ペルーにおけるグリーン水素産業開発」で講演したSiemens Energy社のBautista南米事業開発部長は、鉱業セクターに対するCO2削減の圧力は欧米を中心に今後いっそう高まるとの見通しであり、水素の活用によって鉄鋼1tあたりのCO2排出量を従来の2,500kgから400kgに削減可能だと説明した。また欧州では2050年のカーボンニュートラル達成のために必要となる水素の50%を輸入する必要があるが、その供給源となるのは中南米やアフリカの国々であると述べた。
天然資源の豊富なペルーには水素の世界的なポテンシャルがある一方で、水素開発に取り組む意志や循環経済のベース構築が不足しているとし、その上で、ペルーでは産学官が連携しグリーン水素生産のための十分な天然資源の存在について広報活動や投資誘致を行うことが不可欠であるとの考えを示した。また、、水素生産国としてのポテンシャルを持つその他の中南米諸国と連携することで交渉力を高め、欧州やアジア等の大規模市場を目指すことを提言した。
他方で原子力発電における水素生産については否定的な見解を示し、原子核のエントロピー増大プロセスによる発電後、再びエントロピーを増大させ電力を水素に転換し、再度発電源とするというコンセプトに疑問を抱いていると述べた。


