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2023年8月24日 リマ 初谷和則

エクアドル:Chocó Andino自然保護区での採掘活動、住民投票は禁止賛成が多数

2023年8月21日、市民団体「Quito sin Minería(鉱業のないQuito)」は、Chocó Andino自然保護区(Pichincha県)での採掘活動を禁止する住民投票での勝利を祝った。Quito首都圏の約200万人を対象とする住民投票は同年8月20日の大統領選挙に合わせて実施され、翌日ほぼ全ての票が集計され、零細・中小・大規模採掘の禁止に「賛成」が68%と、「反対」の31%を上回った。
 この禁止決定は、Chocó Andino自然保護区内のCalacalí、Gualea、Nanegal、Nanegalito、Nono、Pactoの6地区計124千haに適用される。この地区には12の探査鉱区、8の手続き中鉱区がある。
 Chocó Andino連盟のArcosコーディネーターは記者会見の場で、「Chocó Andinoに現在存在する鉱業権は、協議も環境許可もなく、さらに水涵養地域であるのにも関わらず許可されたものであるため、全て違法である」と発言した。
 また、アマゾン地域のYasuní国定公園内にある43-ITTブロックの石油開発の賛否を問う国民投票も同日実施され、石油を採掘しないことへの「賛成」が59%となった。
 大統領選挙は8名が立候補し、同月22日時点でCorrea元大統領に近いLuisa González候補(左派)が得票率33.5%、Daniel Noboa候補(かつての大統領選立候補者の実業家Alvaro Noboa氏の息子)は23.5%で、両氏による決選投票が2023年10月15日に行われる。同年8月9日の選挙活動中に銃撃を受け死亡したFernando Villavicencio氏の代わりに候補となったChristian Zurita氏は16.5%で3位、先住民系団体代表でかつての大統領選立候補者でもあるYaku Pérez氏は4.0%で6位であった。

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