豪：連邦政府、WA州南西部及び北西部の送電網における拡張や再生可能エネルギー供給の拡大に最大3bA$を拠出する合意をWA州政府と締結

　2023年8月29日付けの地元メディアによると、豪連邦政府は、WA州南西部及び北西部の送電網における拡張や再生可能エネルギー供給の拡大に、同政府のクリーンエネルギー金融公社「Clean Energy Finance Corporation（CEFC）」を通して最大3bA$を拠出する合意「Rewiring the Nation」をWA州政府と締結した。対象の送電網は、Perthを中心とする南西部の送電網「South West Interconnected System（SWIS）」と、北西部Pilbara地域の送電網「North West Interconnected System（NWIS）」である。SWISは110万件以上のユーザーに電力を供給する送電網、NWISは公共や民間の企業が独自に保有する送電線で構成される送電網である。両政府によると、今回の合意締結に基づく豪連邦政府の資金拠出においては、今後20年間に電力供給能力が現在の5倍となることが必要とされるSWISの拡張や、NWISにおいて再生可能エネルギーが電源に占める割合を現在の2％未満から大幅に増加させることなどに焦点が置かれる。