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ペルー:加Regulus Resources社、Antakori銅・金プロジェクトとTantahuatay金・銀鉱山の統合に言及
2023年8月31日付け現地報道によると、加Regulus Resources社は、Antakori銅・金プロジェクト(Cajamarca州)では資源量把握に続いて様々な開発方法を検討中だが、現時点で最善の方法は近傍のTantahuatay金・銀鉱山硫化鉱開発プロジェクトとの統合であるとの見解を明らかにした。統合によって国内最大級の未開発銅プロジェクトが形成され、高品位かつズリ発生量も少ない等の利点があると説明した。
なお、Tantahuatay金・銀鉱山を操業するMinera Coimolache社の権益40%はBuenaventura社が保有するが、Regulus Resources社はBuenaventura社とのJV会社Minera Colquirrumi社を通じて、Antakori銅・金プロジェクトの隣接エリアに鉱区を保有している。
また、Regulus Resources社がRio Tinto傘下ベンチャー企業Nuton社と実施するAntakori銅・金プロジェクトのヒ素含有硫化鉱のリーチング試験は順調に進展しており、カラム試験第2フェーズでは既存サンプルを利用し、約1年後に試験結果が得られる見通しであると説明した。
さらにRegulus Resources社は、地元Tingoコミュニティからの合意を得て、同社が60%のオプション権を持つGold Fields社の鉱区でマッピングや地化学分析用のサンプル採取、磁気探査等を実施したほか、現在本コミュニティとの間で合意エリアの拡大や電気探査の実施に向けた交渉を実施中であると説明した。またこれら調査を通じて試錐ターゲットを定め、2024年第2四半期に試錐を実施したい考えを明らかにした。