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ブラジル:加Sigma Lithium Resources社、中国向けに2回目の電池用リチウムを出荷
2023年9月2日付け地元メディアは、加Sigma Lithium Resources社が中国向けに2回目の電池用トリプルゼロ・グリーンリチウム(15千t)の出荷を行ったと報じた。同社はブラジルの“リチウム・バレー”と呼ばれるMinas Gerais州Jequitinhonha渓谷で2023年4月からリチウム生産を開始しており、同年7月には中国向けに最初の出荷を行った。この時はグリーンリチウム15千tとウルトラファイン(リチウム鉱物を加工する際に出る鉱滓)16.5千tを出荷している。輸出されたリチウムは中国で精製され、中国やその他の国の電気自動車(EV)用バッテリーメーカーに向けられる。同社は2023年末までに130千tのトリプルゼロ・グリーンリチウムを生産する計画を立てており、同年9月末にも18千tの出荷をし、2023年第3四半期に合計48千tの出荷を予定している。同社によると、第1フェーズの生産能力はリチウム精鉱270千t/年(LCE換算36.7千t)だが、生産能力を3倍にすることを目指しており、今後数週間以内に第4フェーズ地域を含む最新の資源量見積もりを発表する予定だという。