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鉱種:
2023年9月11日 リマ 初谷和則

ペルー:Hochschild社、Inmaculada金・銀鉱山の環境許認可遅延等を理由に2023年の生産見通し引き下げを発表

 2023年9月6日、Hochschild社は上半期の業績レポートの中で、2023年上半期の生産量(金換算量)は136,878oz(4,257kg)で前年同期の157,380oz(4,895kg)を下回ったほか、2023年全体の生産量見通しを当初の301~314千oz(9,362~9,766kg)から289~303千oz(8,989~9,424kg)に引き下げる旨発表した。その理由はInmaculada金・銀鉱山拡張プロジェクト(Ayacucho州)の環境影響詳細調査修正書(MEIAd)が当初の見込みから遅れて承認されたことやSan Jose鉱山のコスト増加であると説明した。なおMEIAdの承認によりInmaculada金・銀鉱山のマインライフは20年間延長する見通しである。
 承認の遅れは2023年のブラウンフィールド探鉱計画にも波及し、Inmaculada金・銀鉱山近傍エリアにおいては10,000mの探鉱試錐を先日再開したばかりであり、Pallancata金・銀鉱山(Ayacucho州)において50百万oz(1,555t)以上の銀が発見されたRoyropataエリアについては試錐の実施に必要な許認可を申請したところだと説明した。

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