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ペルー:鉱業石油エネルギー協会会長、グリーンフィールド案件が少ないためブラウンフィールド案件が重要と発言
2023年9月8~12日付け現地報道によると、PERUMIN 36 Mining Conventionやペルー鉱業技師協会(IIMP)関連イベントに出席した鉱業石油エネルギー協会(SNMPE)のGobitz会長は、現在ペルーでは環境許認可の遅れやコミュニティとの合意不足、質の高い道路・港湾・送電インフラの欠如等から新規鉱床における生産が不在であると述べた。
このような状況下でブラウンフィールド案件の開発は重要だとコメント、これらは既存鉱山のオペレーションエリアに位置し環境影響調査が存在するため2~3年で開発可能であるほか、ブラウンフィールド案件全体の10%が開発に至れば新規鉱山1件分(の生産量)に相当するとの見方を明らかにした。また現在最も重要なブラウンフィールド案件としてToromocho銅鉱山拡張プロジェクト(Junin州)、Cuajone銅鉱山拡張プロジェクト(Moquegua州)、Coroccohuayco統合プロジェクト(Apurimac州)、Antamina銅鉱山拡張プロジェクト(Ancash州)、Yanacocha硫化鉱プロジェクト(Cajamarca州)を挙げた。
一方グリーンフィールド案件については、現時点で最もステージが進んでいるのは全ての許認可が取得済みのTia Maria銅プロジェクト(Arequipa州)であり、開発が実現すれば(Southern Copper社が提案する)Paltitureダムの建設により地元Tambo渓谷には水資源ももたらされることになると説明した。
さらに、同地域に複数の新規プロジェクトが存在する場合、企業間合意のもと共同開発するのも一案であり、インフラの共有やより迅速な許認可取得等のメリットがあるとコメント、例としてApurimac州のHaquira、Trapiche、Los Chancasの銅プロジェクト3件は一種の鉱業クラスターを形成できる可能性があるほか、合計で400千t/年の銅生産が見込まれると述べた。同様にCajamarca州でもLa Granja、Conga、Galeno、Michiquillay等の銅プロジェクトは合計1百万t/年ほどの銅生産が見込まれるが、個別の開発では多くの年月が必要となるだろうと述べた。


