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その他
2023年10月3日 バンクーバー 武市知子

加:スウェーデンNorthvolt社、加QC州にEV用バッテリー施設を建設

 2023年9月28日付けの加連邦首相官邸のプレスリリースによると、スウェーデンNorthvolt社がQC州Saint-Basile-le-GrandとMcMastervilleに大規模な電気自動車(EV)用バッテリーの生産施設を建設することが発表された。同施設では約100万台のEVへの供給に匹敵する、最大60GWh/年のバッテリーセルの生産を見込んでいる。
 プロジェクトの投資総額は7bC$で、第1フェーズでは30GWh規模の施設の建設を予定しており、フル稼働時には最大3千人の雇用創出が見込まれている。またカソード活物質(CAM)の生産やバッテリーのリサイクルを行う隣接施設も第1フェーズで建設され、カナダ唯一の完全統合型の施設となる予定である。2023年末までに建設を開始し、2026年の操業を目指している。同施設ではバッテリーをリサイクルすることで、前駆体カソード活物質(pCAM)やカソード活物質(CAM)、リチウムイオン電池(LIB)のセルなど、様々なバッテリーの部品や材料の生産を予定しており、バッテリーセルの生産において、少なくともリサイクルされた材料を50%使用する予定である。
 加連邦政府とQC州政府は、米インフレ抑制法(IRA:the Inflation Reduction Act)に対応するため、最大35US$/kWhに相当する、最大4.6bC$の生産支援を提供する。その内の3分の1をQC州政府が負担し、Northvolt社が生産・販売したバッテリーのみが支援対象となる。なおこの生産支援は、IRAの生産支援が有効である場合に限り適用される。さらに施設の建設を支援するため、加連邦政府は最大1.34bC$、QC州政府は1.37bC$を拠出する。

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