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ニュース・フラッシュ

鉱種:
その他 ニッケル
2023年10月6日 ジャカルタ 白鳥智裕

インドネシア:エネルギー・鉱物資源大臣、鉱業会社のRKABに関する新規則を発表

 2023年9月22日付け現地メディアによると、Arifin Tasrifエネルギー鉱物資源大臣は、鉱物・石炭採掘業者に対し、1年間ではなく3年間有効な作業計画と予算(RKAB)を認める新たな大臣令を発布した。これによって、特に電気自動車(EV)バッテリーの主要材料であるニッケルについて、ここ数年の生産活動を妨げてきたRKAB承認プロセスにおける管理上のボトルネックを緩和することが期待される。
 新方針は、Arifinエネルギー鉱物資源大臣が2023年9月8日に署名し、同年9月11日に施行された「作業計画・予算(RKAB)の作成・提出・承認手続きおよび鉱物・石炭採掘事業活動の実施報告手続きに関するエネルギー鉱物資源大臣令2023第10号」に規定されている。従来の大臣令2020年第7号では、鉱物・石炭採掘業者は、毎年の生産計画などを記載した年次RKABを同省に提出し、承認を得ることが義務付けられていた。鉱業事業者は、RKABの承認を得た場合のみ、生産・販売活動を行うことができる。

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