閉じる

ニュース・フラッシュ

鉱種:
コバルト ニッケル
2023年10月6日 ジャカルタ 白鳥智裕

インドネシア:Trinitan Green Energy Metals社、STAL技術を利用したMHPの輸出を開始

 2023年9月26日付け現地メディアによると、Trinitan Green Energy Metals社(TGEM)は、同月25日、独自のSTAL(Step Temperature Acid Leaching:段階温度硫酸浸出)技術を使用したニッケル・コバルト混合水酸化物(MHP)の商業生産を開始し、同月22日に韓国に初出荷されたと発表した。
 同社のBimo Prakoso Priatmadjiコーポレートコミュニケーション担当副社長によると、40tのMHPが入ったコンテナ2台が、日本の商社によって韓国市場向けに購入されたと語った。輸出額は明らかになっていない。MHPは西Java州BogorにあるSTAL技術製錬所で生産され、本格的な生産が開始された。また同氏によれば、初輸出に続き、3,200t/年または約260t/年の生産能力に基づいて生産を拡大する予定である。
 TGEM社によると、15年かけて開発されたSTAL技術は、インドネシア、日本、カナダ、フィリピン、ニューカレドニアで特許登録されている。

ページトップへ