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2023年10月18日 リマ 初谷和則

ペルー:エルニーニョ現象による降雨不足で発電コストが高騰

 2023年10月10日付け現地報道によると、国会のエネルギー鉱山委員会に出席した全国電力網運営委員会(COES)のButron委員長は、エルニーニョ現象による降雨不足のため発電コストが急上昇していると報告した。委員長によると、水力発電所が集中するペルーの中部や南部では、水不足により天然ガス発電はフル稼働しているのに加え、ディーゼル発電が24時間行われる地域もあり、約30US$/MWhだった電力コストは2023年8月のピーク時には200US$/MWhに達した。
 さらに、同年11月にペルー中部と南部で雨が降り始めるかどうか注視しなければならないとし、仮に雨期が来ない場合、水不足による電力コスト高騰の状況は2024年10月まで続く可能性があると警告した。
 こうした中、エネルギー鉱業投資監督庁(OSINERGMIN)のRevolo価格管理局長は、ペルーの電力の93%は水力発電や火力発電によって賄われているが、その背景には太陽光や風力発電等のクリーンエネルギー開発に必要な法制度の整備やアップデート不足があると指摘した。また、既に政府が国会に提示済みの法律28832(効率的電力開発保証法)改正案の審議・承認が待たれると述べた。

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