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ニュース・フラッシュ

鉱種:
2023年10月20日 ロンドン 南川亜美

その他:ILZSGの鉛需給予測、2024年は52千tの供給過剰

 2023年10月5~6日、国際鉛亜鉛研究会(ILZSG)がポルトガルLisbonで開催され、鉛の2023年及び2024年需給予測について協議が行われた。その結果、鉛の需給バランスについて、2024年は52千tの供給過剰と予測した。
 供給面では、2024年の鉛鉱石生産量は、対前年比2.9%増の4.71百万tと予測した。主に豪Galena Mining社のAbra鉱山において95千t/年の操業成功による大幅な増加が引き続き見込まれるほか、2023年11月より英Adriatic Metals社による新たなVares鉱山の操業が予定されているボスニア・ヘルツェゴビナのほか、ブルガリア、インド、及びロシア連邦においてもさらなる増加が見込まれる。
 2024年の鉛地金生産量は、対前年比2.3%増の13.14百万tと予測した。注目すべき要因としてTrafigura社の独Stolberg製錬所が2021年の洪水被害による閉鎖から再開したことである。このほか、台湾及びUAEにおいても新規生産開始により増加が見込まれる。一方で、ブルガリア、イタリア及び韓国では減少が見込まれる。
 需要面では、2024年の鉛地金消費量は、対前年比2.2%増の13.08百万tと予測した。欧州では、2023年3.7%増の見込みであるほか、インド、メキシコ、台湾、及びベトナムでも増加が見込まれる。2024年にはインド、日本、及び韓国で需要が増加するとされる。

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