パナマ：Cobre Panamá銅鉱山、大規模な抗議活動を受けて操業を縮小

　2023年11月13日付けプレスリリースによると、加First Quantum Minerals社は、同社が現地法人Minera Panamá社を通じて操業するCobre Panamá銅鉱山において、鉱石処理オペレーションの縮小を開始した。Punta Rincón港における違法な封鎖行為により、敷地内の発電所の操業に必要な物資の調達や銅精鉱の積み出しが妨げられていることを理由に挙げている。同社はパナマ国民と長期的な関係を確立するために引き続き建設的な対話に取り組むとした上で、「契約上の権利および国際法に基づき、利用可能なあらゆる選択肢をもって自社を保護する権利を留保する」とコメントしている。
　パナマ商工農業会議所の推定によれば、全土における抗議活動と道路封鎖によって、パナマでは1日あたり60～90mUS$の経済損失が発生している。