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豪:豪州資源評議会、連邦政府の労使法修正法案「The Fair Work Legislation Amendment (Closing Loopholes) Bill」に反対の意を表明
2023年10月25日付けの地元メディアによると、豪州で事業を行う資源企業や資源団体などで構成される豪州資源評議会(MCA)は、連邦政府が2023年9月に議会に提出した労使法修正法案「The Fair Work Legislation Amendment (Closing Loopholes) Bill」に反対する意見書を、同法案に関して同議会上院の実施する調査で提出した。同法案は、正規雇用労働者と非正規雇用労働者の給与均等を図る同政府の政策「Same Job, Same Pay」(2023年6月12日付 ニュース・フラッシュ:豪州資源評議会、正規雇用労働者と非正規雇用労働者の給与均等を図る豪連邦政策「Same Job, Same Pay」に対する反対キャンペーンを開始参照)の一環として、豪連邦労使法「Fair Work Act 2009」を修正するものであり、非正規雇用者の定義を定める、人材派遣企業を通じて雇用される労働者と雇用企業との間における労働条件取り決めに対する豪連邦公正労働委員会(Fair Work Commission:FWC)の介入を可能とするなどの条文が盛り込まれる。一方、MCAは、同法案が生産性、投資、競争、雇用などを促進するものではないうえ、労使に関する行政をより複雑化することから、資源産業のコストを増加させ、資源プロジェクトの存続性に脅威を与えるものであるとして可決されるべきではないとしている。
