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ボリビア:リチウム公社、印Altmin社とリチウムイオン電池活物質に関する協力文書に署名
2023年11月20日付けボリビアリチウム公社(YLB)の発表によると、YLBと印Altmin社は協定文書に署名し、リチウムイオン電池に使用される活物質(正極材・負極材)の技術開発を行う旨契約した。同文書にはYLBのCalderón総裁とAltmin社のMourya法定代理人が署名した。同協定の目的は、Potosí県Yocalla市La Palcaへのパイロットプラント設置を通じた、活物質製造のための技術知識の移転である。
Calderón総裁は、Altmin社が、YLBが有する特許取得済みの「LFP-C」技術(炭酸リチウムを使用、国際金属工業・新材料先端研究センター(ARCI)と共同開発)を応用すると説明した。
現在、YLBは蒸発材料と資源の研究、開発、試験的活動を目的とした技術コンプレックスをLa Palcaに有し、パイロットプラントは2か所(電池用とNMC正極材用)ある。この協定は、活物質の産業プラント設置に向けて生産規模を拡大するプレFSの準備に加えて、リチウムの付加価値化技術の知識を補完し、ボリビア人技術者・科学者に対する研修活動を強化する。
本契約は2年間有効で延長可能、将来的にはパイロットプラントが無償でYLBのものとなり、電池活物質の研究と試験運用に使用される。
