ペルー：国税庁、Minera Las Bambas社に対し約957mUS$の追徴課税を通知

　2023年11月12～24日付け現地報道によると、国税庁（SUNAT）はMinera Las Bambas社に対して3.58bPEN（ソーレス：約957mUS$）の追徴課税を通知した。その結果、同社に対する追徴の合計は2023年8月半ばの2.70mPENから同年10月半ば時点で6.29bPEN（約1.68bUS$）に増加した。SUNATは追徴の理由として、税務監査において、法人税や中国の銀行からの融資に係る利息に関する同社の申告に誤りがあったことを指摘している。
　なおSUNATは2023年初頭に160mUS$の追徴を同社に通知した際にも、同社と融資元の金融機関が関連当事者間の関係にあったため、2016年に同社が支払った銀行利息は控除の対象にならないほか、利息の支払いに適用される源泉徴収税率は（非関連当事者の場合の）4.99％でなく30％が適用される等の解釈を示していた。