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2023年12月7日 リマ 初谷和則

ペルー:Minera Poderosa社、違法鉱業関連の犯罪集団の襲撃を受け従業員10名死亡

 2023年12月2日、Minera Poderosa社は証券市場監督庁(SMV)に対し、La Libertad州Pataz郡Pataz区において犯罪組織の襲撃により同社の従業員9名(後に10名に増加)が死亡したほか、13名が重軽症を負ったと報告した。さらに今回の事件は政府の進める鉱業合法化統合登録(REINFO)を傘に公然と活動する違法鉱業や犯罪組織による極度の治安悪化によるものだと訴えた。
 同月4日付け現地報道によると、犯罪組織は、同社が要求に応じなかったことを理由に襲撃を実行、20~30名の従業員を坑道に閉じ込めた後、坑内で火薬を爆発させた。これら犯罪組織は元々本エリア周辺の複数の違法鉱業従事者から警護目的で雇われていたが、収益性が高いことに気づいた犯罪組織自らが採掘活動を行うようになり、Minera Poderosa社等の合法企業のエリアにも侵入するようになっていた。
 なお同社は以前にも、違法鉱業を巡る治安悪化により2022年初頭から2023年8月までに同社の従業員7名が死亡したほか、高圧電線塔や水供給配管等の爆破、道路封鎖等による操業への支障により、2023年7月の金の生産量は見通しを60%下回ったと報告していた。
 今回の事件を受けて鉱業石油エネルギー協会(SNMPE)等の業界団体は、政府や国会等に対して違法鉱業の取締を要請した。

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