ニュース・フラッシュ
- 鉱種:
- その他 コバルト レアアース/希土類 リチウム
豪:豪連邦King資源大臣が日本を訪問、「豪州は日本へのクリティカルミネラル供給において高い有望性」と強調
2024年1月29日、豪連邦Madeleine King資源・北部豪州大臣が日本を訪問した際に行ったスピーチで、豪州と日本が2050年までに温室効果ガス(GHG)排出実質ゼロへと移行する中、豪州がこれからも日本への安定的な資源供給国となり、特にクリティカルミネラルの分野における有望性が高いと述べた。同大臣はこのスピーチで、電気自動車(EV)で使用されるリチウムイオン電池(LIB)や再生可能エネルギー施設などの材料となり、エネルギー移行において不可欠となるリチウムやコバルト、レアアースなどのクリティカルミネラルが豪州に豊富に賦存することからも、豪州が日本にとって長期的なクリティカルミネラルの安定供給国となる可能性が高いとし、「豪連邦政府は日本政府や日本の企業と、豪州のクリティカルミネラル産業に対する投資や商業パートナーシップを促進する共同作業を引き続き行いたい」と述べた。また、同大臣は豪連邦政府がこのほど、豪州のクリティカルミネラル資源への投資家を対象としたガイドブックの最新版「Australian Critical Minerals Prospectus 2023」を発表したことに触れ、同ガイドブックに記載される52件のプロジェクトが、現在、予測されるクリティカルミネラルの供給不足を解決し、クリティカルミネラルのサプライチェーンの構築に貢献する可能性が非常に高いとも述べた。
