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- アルミニウム/ボーキサイト
豪:Alcoa社がWA州Kwinanaアルミナ工場の操業を休止へ、750人の人員削減を段階的に開始
2024年1月8日付けのメディアリリースにて米Alcoa社は、同社が豪Alumina社と60%、40%の権益比率で組成するJV企業Alcoa World Alumina and Chemicals(AWAC)社を通して操業するWA州Kwinanaアルミナ工場の操業を2024年4~6月四半期より休止することを発表した。Alcoa社は、この休止の背景には、操業を開始して60年が経過した同工場の老朽化、操業コスト、原料ボーキサイトの品位低下、現在のアルミナ市況などがあるとし、現在、同工場で雇用される従業員800人のうち約550人を2024年7~9月四半期には250名まで削減、更に約200人を2025年7~9月四半期には50名まで削減するとしている。Alcoa社によると、Kwinana工場は2023年に約130mUS$/年の損失を計上したが、操業休止によって2024/25年度には約70mUS$の改善が見込めるとされている。また、Alcoa社は、Kwinana工場の休業においては、AWAC社者が近接地で操業するPinjarra、Wagerupのアルミナ2工場の操業には影響を与えず、Kwinana工場に隣接する港湾は、Pinjarra工場のボーキサイト受け入れやアルミナ輸出に引き続き利用されるとしている。
