豪：Astron社、VIC州Donaldレアアース・ミネラルサンドプロジェクトにおいて米Energy Fuels Resources社とJVを組成へ

　2024年1月3日付けのメディアによると、豪Astron社は、VIC州Donaldレアアース・ミネラルサンドプロジェクトにおいて、米Energy Fuels Resources社と、権益比率51％、49％のJVを組成することで非拘束のMOUを締結した。同MOUでは、Astron社は、Energy Fuels社が180mA$を同プロジェクトのPhase1における建設費用として拠出すること、Energy Fuels社の親会社米Energy Fuels社が17.5mUS$に相当する額の普通株式をAstron社に発行すること、及び、Energy Fuels社が2024年3月1日までに同JVに関するデューディリジェンス調査を完了した後、両社が同JVに関する最終的な合意の交渉を行うことなどの取り決めがなされた。また、同JVにおいて、Energy Fuels社がPhase1とPhase2において生産されるレアアース精鉱の100％を当該の市場価格で購入するというオフテイク契約が締結される予定である。Donaldプロジェクトは、JORC規定に準拠する鉱物資源量が5.8十億t（品位：重鉱物3.2％）、鉱石埋蔵量が825百万t（品位：重鉱物4.5％）と試算され、Phase1においては重鉱物精鉱を200～250千t/年、レアアース精鉱を7～8千t/年、Phase2においては重鉱物精鉱を400～500千t/年、レアアース精鉱を13～14千t/年、生産することが予測されている。