豪：連邦King資源大臣、「豪州産のニッケル製品にはグリーンプレミアムの付加に対する奨励が重要」

　2024年1月10日付けの地元メディアによると、豪連邦Madelene King資源・北部豪州大臣が、豪州で生産されるニッケル製品は生産や製造の過程で温室効果ガス（GHG）の排出量が他国と比較して少ないことに基づき、「グリーンプレミアム」を付加することへの奨励が設けられるべきと言及した。同大臣は、豪州で生産されるニッケルは、硫化鉱床からESG（環境・社会・ガバナンス）を配慮した方法で採掘されるため、製錬におけるGHG排出量がラテライト型鉱床で採掘されるニッケルなどと比較して少ないとし、「豪州産のニッケル製品にはグリーンプレミアムが付加されているとして、これらの製品を電気自動車（EV）やリチウムイオン電池（LIB）などの材料として調達する製造業者に奨励が設けられるべきである。現在、欧州連合加盟国などのニッケル製品輸入国においては、グリーンプレミアムの付加された製品を輸入することの重要さが増している」と述べた。