ペルー：Las Bambas銅鉱山、2023年の生産量は前年比19％増

　2024年1月30日MMG社は、2023年第4四半期におけるLas Bambas銅鉱山（Apurimac州）の銅生産量が前年同期比11％増の80.8千t、2023年全体の生産量は前年比19％増の302千tとなった旨報告した。増産の理由として、50日以上の操業停止が起こった2022年に比べて2023年はほぼ滞りなく操業が行われたことを挙げた。また、2023年3月以降は南部鉱物輸送道に対する非常事態宣言発令により精鉱輸送が順調に実施され、同年第4四半期時点で鉱山サイトの貯鉱は最低レベルに減少したと説明した。そして、2023年の本鉱山の銅精鉱売上量は1.1百万tとなり、開山以来2番目の量であったと報告した。
　Chalcobamba鉱床開発については地元Huancuireコミュニティとの協議を継続中であること、契約を締結したコミュニティ企業5社が初期工事を開始した旨明らかにした。
　2024年の生産量見通しは280～320千tで、Chalcobamba鉱床の開発状況により左右されるとの見方を示した。