ブラジル：加South Star Battery Metals社、Santa Cruzグラファイト鉱山拡張の環境ライセンスを取得

　2024年2月6日付けで加South Star Battery Metals社は、同社が保有するSanta Cruzグラファイト鉱山（Bahia州）のフェーズ2及びフェーズ3における8鉱区の採掘許可申請に対し、精鉱50千t/年までの環境ライセンスが認可されたと発表した。また、環境ライセンス承認後、ブラジル鉱業監督庁（ANM:Agência Nacional de Mineração）から主な5鉱区での採掘認可を取得し、最終審査のため鉱業・エネルギー省(MME：Ministério de Minas e Energia）に送られたと発表した。同鉱山が商業生産を開始すれば、1996年以来、南北アメリカ大陸で初の新規グラファイト事業となる。同鉱山は露天掘りで3フェーズに分け、12年間の操業が見込まれている。MMEによる最終審査で承認されれば、フェーズ1の生産量は13千t/年まで増加する。フェーズ2では最大25千t/年の生産が可能な大型濃縮プラントを設置し、2026年の操業開始を予定している。フェーズ3では総生産能力は50千t/年まで増加し、2028年の操業開始を予定している。