ニュース・フラッシュ
- 鉱種:
- グラファイト リチウム
加:SRG Mining社、中Carbon ONE New Energy Group社とのディールを中止
2024年3月5日付けのプレスリリースによると、加SRG Mining社は中Carbon ONE New Energy Group(C-ONE)社との契約及び拘束力のないタームシートを破棄することを発表した。
2023年7月にC-ONE社はSRG Mining社の株式19.4%を16.9mC$で取得し、SRG Mining社の筆頭株主となることで合意していた。またSRG Mining社は調達した資金を、同社が保有するギニア共和国Lolaグラファイトプロジェクト及び欧州連合や北米でのアノード材施設の開発に活用させることを予定していた。だが同ディールは連邦政府による国家安全保障審査の対象となることから、2024年2月にSRG Mining社は本社をカナダからアラブ首長国連邦に移転させることを発表していた。
現地報道によると、Champagne連邦イノベーション・科学・産業相は、規則を回避しようとするのは賢い方法ではないとして同社を批判、またカナダの法律が尊重されるよう、あらゆるツールを用いる準備があると発言した。この発言があった24時間以内に、SRG社はC-ONE社との契約を破棄することを発表した。
連邦政府は2022年10月、カナダの重要鉱物分野における外国国有企業及び外国政府の指揮下にある民間企業による重要な取引は、同国事業に純利益(net benefit)をもたらすと見込まれる場合にのみ例外的に承認されると発表、また2022年11月には国家安全保障審査の結果、中国国有企業3社に対し保有するカナダの重要鉱物資源企業の株式を売却するよう指示するなど、カナダの重要鉱物企業に対する中国企業からの投資規制を強化している(2022年11月1日付 ニュース・フラッシュ:連邦政府、重要鉱物分野に対する外国国有企業からの投資規制を強化、2022年11月7日付 ニュース・フラッシュ:連邦政府、中国国有企業3社に対し、保有するカナダの重要鉱物資源企業の株式の売却を命令参照)。
だがこのような連邦政府の動きにも関わらず、2024年1月に加Solaris Resources社は第三者割当増資により中Zijin Mining Group社(紫金鉱業集団股份有限公司)に株式15%を発行して資金を調達する契約を締結、また2024年3月には加Lithium Argentina社もアルゼンチンPastos Grandesリチウムプロジェクトを保有するProyecto Pastos Grandes社の権益15%を中Ganfeng Lithium社(贛峰鋰業股份有限公司)に売却する契約を締結している。連邦イノベーション・科学・経済開発省の広報担当官は取材に対し、カナダの国家安全保障を害するようなディールに対し連邦政府は今後もアクションを取る準備があると述べている。


