加：連邦政府、カナダの鉱業セクターを支援するため15mC$以上を出資することを発表

　2024年3月6日付けのニュースリリースによると、Wilkinson連邦エネルギー・天然資源相はカナダの重要鉱物セクターの発展を支援し、また先住民族の参画を促進するため、鉱山セクターに15mC$以上を提供することを発表した。
　重要鉱物インフラ基金（Critical Minerals Infrastructure Fund：CMIF）の下、先住民への助成金プロポーザルの募集が開始される。第1回目は、重要鉱物の開発を可能にするクリーンエネルギー及び輸送プロジェクトに関連する先住民のエンゲージメントや知識の共有、キャパシティビルディングを支援するため、最大3.5mC$が提供される。このCMIFの先住民に対する助成金は2030年3月31日まで行われる予定で、総額13.5mC$を予定している。
　また先住民族が経済機会を捉えられるよう、先住民天然資源パートナーシップ（Indigenous Natural Resource Partnerships）を通じて先住民族コミュニティの参画を拡大させる7つの重要鉱物プロジェクトにも資金が提供される。対象となる活動は、キャパシティビルディングのイニシアチブ、パートナーシップ・プログラムの開発支援、重要なFSの実施、技能訓練の拡大、重要なインフラ・プロジェクトの推進などが含まれる。受益者は以下の通りである。

• Łı́ı́dlı̨ı̨ Kų́ę́ First Nation（LKFN） — 1,974,675C$
• Global Indigenous Development Trust — 2,408,543C$
• Saskatchewan First Nations Natural Resources Centre of Excellence — 4,500,000C$
• Accurate Industries（Ministikwan Lake Cree Nation） — $234,467C$
• Fond Du Lac Denesuline First Nation（FDLDFN） — 688,998C$
• Keewatin Tribal Council（KTC） — 324,432C$
• Birdtail Sioux Dakota Nation — 352,500C$

　さらに連邦政府は重要鉱物の研究開発・実証プログラム（Critical Minerals Research Development and Demonstration Program）を通じて、Magneto Investments L.P.社に4.49mC$を提供した。バッテリー品位のコバルトと硫酸ニッケルの供給を増やすための、新たな革新的な技術とプロセスに充てられる。