コロンビア：大統領、地下資源の採掘に「頭脳は必要ない」と発言、資源関係者が反発

　2024年4月9～10日付け現地報道によると、Petro大統領が全国コーヒー生産者総会において述べた「採掘といっても大した仕事があるわけではない。地下にあるものを石炭、石油、金、ニッケルと呼ぶが、その採掘に事実上頭脳は必要ない」との発言が激しい反発を招いている。
　鉱業部門の労働者グループは「我々は仕事に頭脳も心も使う」というスローガンを掲げるキャンペーンを開始し、この業界が様々な高度な資格を持つ専門職で構成されていることを強調した。
　エネルギー地質学者・地球物理学者協会（ACGGP）は、この発言は天然資源の探査と開発に関わる専門家の信用を傷つけるものだと指摘し、拒否を表明した。