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ボリビア:リチウム公社(YLB)、不適切な蒸発池の設置を巡り、当時の職員らを告訴
2024年4月18日、炭化水素エネルギー省の発表によると、Molina炭化水素エネルギー大臣は、Calderónボリビアリチウム公社(YLB)総裁、Siles国家利益擁護官と記者会見に臨み、国家に有害となる契約、義務の不履行、非経済的な行為、蒸発池における契約違反といった、425mBOB(ボリビアーノス:約61mUS$)超の経済的な損害をもたらしたとして、YLB総裁がYLB元職員に対する正式な告訴状を検察に提出したと発表した。
YLB総裁は、内部監査報告書で、国家蒸発資源局(GNRE)が存在していた2013~2017年に、蒸発池の建設、防水措置、試運転に関する不適切な契約を結んだ元職員10人と1社の責任が特定されたと説明し、回復不能な経済的損害の原因と、塩化カリウムと炭酸リチウム生産の原料を供給する蒸発池の問題について、徹底的な調査が2年間実施されたと述べた。関与したとされる人物には、Echazú元蒸発資源局局長の他、元部長や元スーパーバイザーも含まれている。
同総裁によれば、監査では、設置中の劣化と現在稼働していない18の蒸発池の使用の問題に加え、ジオメンブレン(遮水シート)の購入において技術仕様を守らなかったことに関する3つの要因が特定された。同総裁は、産業用蒸発池のジオメンブレンとして、契約の厚さ(0.75mm)より薄いもの(0.50mm)が購入されたことにより、18の蒸発池が稼働不能となったとし、これが劣化の原因となったと補足した。また、並行して建設すべきポンピングシステムがなく、遮水プロセスが機能していないことが確認され、さらに蒸発池に水がなくなり、設備のダメージと生産の遅延が生じたと述べた。
Siles国家利益擁護官は、YLBから本件への介入要請を受け、報告書が作成され、同月18日、技術調査、情報収集、技術・法的分析からなる4,020ページの9つのファイルが提出されたとし、国家利益擁護局は今後、告訴状のフォローアップのためにYLBに協力、調整していくと述べた。
なお、同月22日付け現地報道によると、同日Echazú元蒸発資源局局長は逮捕された。


