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- 鉱種:
- コバルト ニッケル リチウム
豪:NSW州政府、クリティカルミネラル及びハイテク金属の賦存地に関する最新の地質地図を無償公開
2024年5月7日付けの地元メディアによると、NSW州政府は、NSW州地質調査所(Geological Survey of New South Wales:GSNSW)と豪連邦地質調査所(Geoscience Australia:GA)が共同で2022年10月から実施していた地質調査で得たデータをもとに作成した地質地図を、NSW州政府のウェブサイトMinView(https://minview.geoscience.nsw.gov.au/#/?lon=148.5&lat=-32.5&z=7&l=)で無償公開した。この地質調査では、NSW州で、コバルトやニッケルなど、電気自動車(EV)で使用されるリチウムイオン電池(LIB)や再生可能エネルギー施設の材料となる鉱物と定義される「クリティカルミネラル」やハイテク製品に利用される金属である「ハイテク金属」が賦存するとされる、Broken Hill、Cobar、Forbes、Graftonなどの地域で148,000km2のエリアにわたり、重力探査、空中電磁(AEM)探査、空中磁気・放射(AMR)探査、地震探査などが8機以上の飛行機を使用して行われた。NSW州政府は、この地質調査に7.7mA$を投じている。
