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ニュース・フラッシュ

鉱種:
グラファイト コバルト ニッケル マンガン リチウム
2024年6月6日 バンクーバー 武市知子

加:Lithion Technologies社、QC州でLIBから重要鉱物を抽出する商業プラントの建設を完了

 2024年6月3日付けのプレスリリースによると、加Lithion Technologies社はQC州St-Bruno-de-Montarvilleで北米北東部では初の、リチウムイオン電池(LIB)から重要鉱物を抽出する商業プラントの建設を完了した。現在は試運転が行われており、20名ほどが作業に従事している。フル稼働した場合、60名の雇用が創出される予定である。
 また同社は米国を拠点とする貯蔵施設も間もなく開設する予定であり、米国と欧州で同様の工場を展開するためビジネス・パートナーとの協議を行っているという。
 同社が採用するリサイクルプロセスは環境負荷が鉱業に比べて低い。また2段階に分かれており、第1段階の工程では今回建設されたQC州の施設において、LIBやその製造工程で発生する不適合製品からリチウムやニッケル、コバルト、マンガン、グラファイトのブラックマスを抽出する。第2段階の工程ではブラックマスを分離・精製する湿式冶金プロセスとなり、純度の高い重要鉱物に変換して新たなLIB生産に循環させる予定で、この作業を行うプラント候補地を選定している。
 現地報道によると、2022年に同社はQC州政府から22.5mC$の補助金を得ており、その内訳は、Investissement Québecからの株式投資15mC$と電化・気候変動基金(Fonds d’électrification et de changements climatiques)からの助成金7.5mC$で構成される。また同年にもQC州を拠点とする加Fondaction社と韓IMM Investment Global社からも工場建設の資金を得ている。

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