ペルー：エネルギー鉱山省、国際原子力機関（IAEA）との相互協力宣言に締結

　2024年6月19日付けエネルギー鉱山省（MINEM）の発表によると、同省は国際原子力機関（IAEA）との間に、ネットゼロに向けたエネルギー転換推進における原子力技術のポテンシャルへの認識を前提として、原子力におけるリチウムの適用に関する調査や、原子力技術・機材移転の促進等を目的とする相互協力宣言を締結した。
　IAEAのGrossi事務局長と共にLima市内のOscar Miro Quesada原子力センターを視察したMINEMのMucho大臣は、原子力開発によって伝統的なエネルギー源への依存を減少できる可能性が開かれるとし、300MWの発電が可能な低コストの小型モジュール炉の需要が高まっていること等に言及した。
　またIAEAに対して、60年余りにわたるペルー原子力研究所（IPEN）等の専門職員に対する研修や支援の感謝を表明した。