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2024年7月9日 バンクーバー 武市知子

加:Champagne連邦イノベーション・科学・経済開発相、重要鉱物の大規模生産を行うカナダ企業に対するディールの審査に際し純利益の基準を引き上げ

 2024年7月4日付けでChampagne連邦イノベーション・科学・経済開発相は声明を発表し、カナダの鉱山セクター(特に重要鉱物事業を展開する、カナダ本社の大企業)における外国資本に関する見解を示した。
 同相は、特に小規模企業が探鉱等を進めるうえで外国投資がいかに重要であるかを認めており、外国資本は今後も鉱業において重要な役割を果たすとしている。だが重要鉱物が先進的な産業政策と国防政策の中核を成していることから、連邦政府は戦略的利益を守りつつ、国内の資源開発を支援するというバランスを取る必要があると説明している。そのため重要鉱物事業を展開する加鉱山企業に対し外国企業が行ったディールについて、連邦政府がカナダ投資法に基づき純利益(net benefit)の審査を行う際、極めて例外的に、純利益があると判断された場合にのみ承認されるとした。この高いハードルはカナダの重要鉱物セクターの戦略的重要性と、それを保護するために政府として断固としたアクションを取ることの重要性を示すものだと述べている(2022年11月1日付 ニュース・フラッシュ:連邦政府、重要鉱物分野に対する外国国有企業からの投資規制を強化参照)。
 現地報道によるとWilkinson連邦天然資源相は記者会見の中で、より厳格な純利益の審査により鉱業セクターがアクセスできる資本が制限されるのではなく、むしろカナダの管轄内に事業が確実に留まることを意味すると述べた。また今回の措置は重要鉱物の大規模生産を行う企業のみに影響を受けるもので初期開発段階の探鉱企業や鉱山企業には影響せず、今後も外国資本へのアクセスを求めることができるという。

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