豪：WA州環境保護局、South32社のWA州Boddingtonボーキサイト鉱山の拡張計画を条件付きで認可

　2024年7月8日付けの地元メディアによると、WA州環境保護局（WA EPA）が、豪South32社のWA州Boddingtonボーキサイト鉱山の拡張計画を条件付きで認可した。同鉱山はSouth32社が同州で操業するWorsleyアルミナ精錬所の給鉱源となるものである。同社はボーキサイトの採掘エリアを5,527ha、ボーキサイトのコンベア輸送に使用するエリアを4,416ha、原生植物エリアの整地範囲を3,560ha拡張し、同鉱山のマインライフを15年延長して2075年までとする。同社は、Worsleyアルミナ精錬所の生産量や同鉱山における採掘量に関しては、現在の前者4.7百万t/年、後者の最大18.8百万t/年から変更無しとしている。WA EPAは、同拡張計画の認可において、2030～2050年の期間に温室効果ガス（GHG）排出量を5年毎に16.95百万t、13.65百万t、10.25百万t、6.80百万t、3.35百万tと段階的に削減していき、2050年以降はゼロとするという条件を始め、リハビリテーション、生物多様性保全などの分野でも複数の条件を設けている。