エクアドル：人権団体、El Domo-Curipamba銅・金プロジェクトへの環境ライセンス付与に抗議

　2024年7月10日付け現地報道によると、エクアドルの人権団体である全世界人権委員会（Comisión Ecuménica de Derechos Humanos、CEDHU）は、El Domo–Curipamba銅・金プロジェクト（Bolívar県）に付与された環境ライセンスを取り消すよう、環境・水・エコロジー転換省に対して保護訴訟を起こした。法廷での意見聴取は同月23日に行われる予定である。
　エクアドル鉱業会議所（CME）は「こうした法的措置は、鉱業プロジェクトだけでなく水力発電や石油プロジェクトの進展をも遅らせようとする反政府勢力の戦略である」とコメントしている。
　2024年7月18日付けCEDHUの発表によると、Buenos AiresとBellavistaの2コミュニティが環境協議プロセスの対象から除外されたが、それらコミュニティの取水点がEl Domo–Curipambaプロジェクトの鉱区内に位置しているため、環境ライセンス発給に際し事前協議を行う必要があった。