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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ウラン
2024年8月1日 シドニー Whatmore康子

豪:NT準州政府、Energy Resources of Australia社のJabilukaウランプロジェクトにおける採掘リース更新を却下

 2024年7月26日付けの地元メディアによると、NT準州政府は、Rio Tintoの子会社である豪Energy Resources of Australia(ERA)社のNT準州Jabilukaウランプロジェクトにおける採掘リースの更新を、豪連邦政府の助言などに基づき却下した。同リースの期限日は2024年8月11日であり、ERA社は2024年3月にリース更新をNT準州政府に申請していた。豪連邦政府は、同プロジェクトエリアにおいて、先住権原保有者であるMirarr部族が同プロジェクトに反対であることや先住民遺跡が広域に残存していること、豪州独特の動植物が数千種生息することなどを理由に、同採掘リース更新の却下をNT準州政府に助言した。両政府によると、同プロジェクトエリアは今後Kakadu国立公園の一部となる。ERA社は、リースの更新が却下されたことに対し「遺憾である」としており、可能な選択肢を検討するとしている。また、豪Boss Energy社が同プロジェクトエリア(鉱区MLN-1)を550mA$で取得すると申し出ていたが、リース更新が却下された後にこの申し出は取り下げられた。

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