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エクアドル:新規鉱業権発給一時停止を変更、鉱業公社(ENAMI EP)を通じた鉱業権取得が可能に
2024年7月22~23日付け現地報道によると、エネルギー再生不能天然資源管理調整機構(ARCERNNR)の決議ARCERNNR-2024-0032-RESにより、エクアドル鉱業公社(ENAMI EP)を通じた外国企業による新規鉱業権取得が可能となった。
エクアドルでは2018年の決議により新規鉱業権発給は一時停止(モラトリアム)されたが、今般の決議により2018年の決議が一部変更された。具体的には「新規鉱業権のグラフ化、処理、許可及びその後の登録」について、ENAMI EPが有する「優先権及び第1オプション権」が遵守されることになった。また、ENAMI EPが関心を有するエリアのみをグラフ化し、鉱業権が登録されるように指示している。
これにより、ENAMI EPがこれまで外国企業と締結した探査契約の履行が可能となる。例えば、2023年9月に加Barrick International社と締結したエクアドル南部の探査契約、2024年4月に加豪Hancock Prospecting社と締結したImbabura県の探査契約、2024年5月に加Solaris Resource社と締結したMorona Santiago県の探査契約が挙げられる。