ニュース・フラッシュ
- 鉱種:
- 金 銅
パナマ:加First Quantum社のCobre Panamá銅鉱山付近で違法採掘が急増
2024年8月13日付けの報道によると、加First Quantum社のCobre Panamá銅鉱山が2023年11月に操業を停止して以来、同鉱山付近での違法採掘が急増していると業界団体が警告している。
パナマ鉱業会議所のZorel Morales代表によると、同鉱山周辺の熱帯雨林では2024年で250件以上の違法採掘が確認された。これは2023年の60件から317%の増加である。同氏によれば、違法採掘者のほとんどは金を探しているという。
業界団体は、Cobre Panamá銅鉱山の将来について早急な解決を求めている。最高裁が操業契約を違憲とする判決を下した後、同鉱山は2023年11月以来休止状態にある。Jose Raul Mulino大統領の新政権下で再開を待つ間、鉱山周辺はほとんど放置されたままになっている。
政府は、すでに同地域での違法採掘に懸念を示している。Mulino政権が公表した閣議議事録によると、Frank Abrego安全保障担当相は、違法採掘者は安全でない手順やシアン化物などの化学物質を使用していると指摘した。


