加：E3 Lithium社の完全統合型デモプロジェクトにAB州政府が5mC$を提供

　2024年8月15日付けの加E3 Lithium社のプレスリリースによると、AB州政府は同社の石油随伴水リチウムの統合型デモプロジェクトを支援するため、Emissions Reduction Alberta（ERA）の技術革新・排出削減規制（Technology Innovation and Emissions Reduction Regulation：TIERE）を通じて5mC$を出資することを発表した。同社はAB州でバッテリー品位の炭酸リチウムの生産を目標としており、プロセスを完全に統合し規模を拡大したデモ施設を建設している。この6か月に亘るデモプロジェクトではバッテリー品位の炭酸リチウムの開発を目指しており、水酸化物の開発は敷地外で行われる予定である。必要なコンポーネントを小規模の商用システムに統合させ、フルスケールの商用施設の設計に必要なリアルタイムのデータが提供される。また同プロジェクトによりリスクが軽減されるとともに、貯留層や生産予測等に関する重要なデータが収集されるという。また今回のデモプロジェクトは、2023年に成功したパイロットテストに基づいている（2023年8月31日付 ニュース・フラッシュ：E3 Lithium社、AB州のフィールドにおけるパイロット施設の操業を開始参照）。