ペルー：2024年国内銅生産量、2.7～2.8百万tの見通し

　2024年8月20日付け現地報道によると、鉱業石油エネルギー協会（SNMPE）のGobitz会長は、2024年のペルーの銅生産量は政府目標の3百万tを下回る2.7～2.8百万tとなる見通しを明らかにした。エネルギー鉱山省によれば2024年上半期の生産量は、Toromocho鉱山（Junin州）における2週間の休転等を要因として前年同期比2.1％減の1.29百万tだった。
　Gobitz会長は、新規プロジェクトの有無にかかわらず、ペルーが現在の生産規模を維持するためには廃滓堆積場の整備や機材交換等に合計2.5～3.5bUS$/年の投資が必要であるとし、例として2024年に約435千tの銅を生産する見通しのAntamina銅鉱山（Ancash州）では2024年中に約700mUS$を投資する予定であると説明した。