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2024年9月12日 シドニー Whatmore康子

豪:連邦政府、2050年までに温室効果ガス排出を実質ゼロとする計画「Net Zero Plan」を達成するための可用技術に関する報告書を発表

 豪連邦政府は、2024年9月5日付けのメディアリリースで、豪州の温室効果ガス(GHG)排出量を2050年までに実質ゼロとすることを目標とする同政府の計画「Net Zero Plan」に関し、同計画を達成するための可用技術に関する報告書を発表した。同報告書は、同政府に気候変動政策関連のアドバイスを行う独立法定組織「Climate Change Authority」が作成したもので、同計画の対象となる、「電力及びエネルギー」、「運輸」、「工業及び廃棄」、「農業及び土地」、「資源」、「建造環境」の6産業部門でGHG排出が2050年までに実質ゼロとなるための可用技術と、これらの技術の導入における進捗の予測を部門ごとに考察するものである。同報告書は資源分野に関しては、再生可能エネルギーを利用した鉱山電動化や炭素回収貯留、炭鉱のメタンの回収及び利用などが可用技術となるとしている一方で、再生可能エネルギー調達が他産業分野との競争にさらされ困難であること、メタン回収技術が坑内採掘、露天採掘ともに初期段階であるうえ有効性やコストの面でも不透明であることなどの課題を挙げている。同報告書は、以下のリンクでダウンロード可能である:
https://www.climatechangeauthority.gov.au/sector-pathways-review

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