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ボリビア:リチウム公社(YLB)、露Uranium One Group社とリチウム直接抽出プラント建設に係る契約を締結
2024年9月11日付けボリビアリチウム公社(YLB)の発表や現地報道によると、大統領府において、Arce大統領、Choquehuanca副大統領の立会いの下、YLBのAlarcón総裁と露Uranium One Group社のLysova法定代理人は、Uyuni塩湖(Potosí県)でのリチウム直接抽出(DLE)とリチウム炭酸化プラント開発のための一時提携契約(contrato de asociación accidental)に署名した。
大統領は「この契約文書は、ボリビア憲法に則って議会に提出されることになる。早期の承認のために全ての議員の参加と愛国心を期待する。議会で本契約が承認され次第、新しいプラント建設が着工される」と述べた。
プラントはLlipi(Uyuni塩湖湖畔)キャンプの近くに設置され、約976mUS$を投資する。そこでは既定のバッテリーグレードの炭酸リチウムを生産し、段階的に生産量を増やし、国会での契約承認から30か月以内に生産量は14,000t/年となる予定であるという。
Uranium One Group社が有するDLE技術は、生産プロセスで強い試薬を使用せず、水をできる限り再循環し、周囲の生態系の保護を保証する。また、蒸発池ではわずか12%程度であるリチウム回収率は、この技術を使えば80%以上と補足した。
翌12日付け現地報道によると、テレビ局のインタビューに応えたYLB総裁は、YLBはプロジェクトへの50%以上の参加を表明しており、ロシア企業が総投資額を出資すると述べた。