ブラジル：中BYD社、Camaçari工場への投資を6.5bBRLに増額、電気自動車を増産へ

　2024年9月10日付け地元メディアは、中BYD社（比亜迪汽車工業有限公司）がCamaçari工場（Bahia州）への投資額を5.5bBRL（ブラジルレアル）から6.5bBRLに増額することを検討していると報じた。BYD社は、近日中に公式発表を行う予定だという。BYD社の投資拡大決定は、ブラジル市場における同社の成長に直接関係している。ここ数カ月、同社の輸入は大幅に増加しており、同社の電気自動車に対する需要が当初の予想を上回っていることを示している。同州のAngelo Almeida経済開発長官は、Camaçari工場が2025年にブラジルで自動車生産開始を予定しており、生産能力増強のための調査を進め、プロジェクトの拡張が既に進行中であることを強調した。
　Camaçari工場の敷地面積は330千m²で、約10千人の雇用が見込まれていたが、投資増額と生産拡大に伴い雇用者数はさらに増える可能性があるという。当初の予想では150千台/年の生産能力を見込んでいたが、第2フェーズでは生産能力が倍増する可能性があるという。本格的な生産開始は2025年だが、同社は既に2024年からSKD（Semi Knocked Down）によりブラジルでの車両組み立てを計画しているという。