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豪:Fortescue社、WA州の鉄鉱石事業で使用する鉱石運搬トラックや重機の3分の2を2030年までに電動化及び自動化へ
2024年9月25日付けの地元メディアによると、豪Fortescue社は、2022年6月にドイツ拠点の建設機械メーカーLiebherr社と締結したパートナーシップに基づき、WA州の鉄鉱石事業において鉱山で使用する鉱石運搬トラックや重機の約3分の2を2030年までに電動化及び自動化する。両社は当初、同パートナーシップにおいてFortescue社がLiebherr社から鉱石運搬トラック「T264」を120台調達し、これらのトラックの電動化を共同で進めるとしていたが、このほど同パートナーシップを拡大して、Fortescue社が鉱石運搬トラックの調達台数を360台に増加するほか、電動掘削機55台、バッテリー動力ブルドーザー60台を新たにLiebherr社から調達し、これらのトラックや重機の全てを2030年までに電動化及び自動化することで合意した。Fortescue社によると、同パートナーシップはこれらの重機の調達額や、Fortescue社の子会社Fortescue Zero社が開発したバッテリー電力システムの導入額などを含めると最大2.8bUS$の総価値となる。Fortescue社は、バッテリー電力システムを搭載したT264の実地検証を2025年末までに開始する。また、Fortescue社はLiebherr社と共同で自律走行システム(Auto Haulage System:AHS)を開発しており、同走行システムにおいては現在、WA州で鉱石運搬トラック4台を使用して実地検証を行っており、2025年1~3月四半期には実用化する予定である。