ペルー：エネルギー鉱山省と投資促進庁、Algarrobo多金属プロジェクト推進を公式表明

　2024年9月28日エネルギー鉱山省と投資促進庁（PROINVERSION）は、Algarroboプロジェクト（Piura州）の開発促進を公式表明し、今後90日以内に本件に関心のある企業からの提案が行われない場合、既に（報道によれば2017年）開発提案を提出済みのBuenaventura社による落札を決定する旨明らかにした。
　Algarroboプロジェクトは旧Tambograndeプロジェクト（Piura州）を構成していた3鉱床のうちの1つ（TG-3、銅・亜鉛・銀等の多金属鉱床）を対象とする。Buenaventura社は鉱業開発と農牧業のための水資源確保両立を提案し、まず水インフラプロジェクト（最大5mUS$）や地域社会との合意形成に取り組んだ後、探鉱やFS、鉱山建設を経て坑内掘りによる生産を目指す計画を示している。投資額は759mUS$、操業開始後10年間の操業経費は2bUS$を見込み、生産開始当初は5千t/日、その後15千t/日を生産する見通しが示されている。