加：連邦政府、重要鉱物プロジェクトを支援するためON州のインフラ開発に最大13.8mC$を提供

　2024年10月7日付けのプレスリリースによると、連邦政府は「重要鉱物インフラ基金」（Critical Minerals Infrastructure Fund）を通じて、以下のON州北西部の重要鉱物プロジェクトのインフラ開発に対し、最大13.8mC$を提供することを発表した。

• 加Green TM Resources Canada社（豪Green Technology Metals社の子会社）のSeymourリチウムプロジェクト支援のため、既存の道路56kmの改修と橋3本の架け替えに5.5mC$を提供。
• 加Rock Tech Lithium社のGeorgia Lakeリチウムプロジェクト支援のため、Nipigon北部のアクセス道路10kmの改修及び拡張に1.4mC$を提供、これにより同プロジェクトからのリチウムの輸送が可能となる。
• 加Frontier Lithium社のPAKリチウムプロジェクト支援のため、全天候型道路56km及び電力インフラ開発のためのエンジニアリングや先住民の参画を推進するため6.1mC$を提供。
• 加Generation PGM社（加Generation Mining社の子会社）のMarathon銅プロジェクト支援のため、アクセス道路5kmのエンジニアリング及び設計作業、さらに銅精鉱を製錬所や精錬所へ運搬するための新たな道路及び鉄道のFSに771,100C$を提供。

　今回の補助金は、地域エネルギー及び資源テーブル（Regional Energy and Resource Tables）を通じた連邦政府とON州政府のパートナーシップの一環として提供された。また両政府は低炭素経済を構築するため、短・中期的に実現可能な共同アクションを定めた協力フレームワークの最終化を先住民族や主要なステークホルダーとともに進めており、2024年末までに発表される予定である（2023年11月6日付 ニュース・フラッシュ：連邦政府、1.5bC$の重要鉱物インフラ基金を開始参照）。