ペルー：違法鉱業、36の先住民コミュニティに影響

　2024年10月17日付け現地報道によれば、首相府のRodolfo Garcia違法鉱業撲滅担当高官は、主にLoreto州やAmazonas州のアマゾン地域における36の先住民コミュニティが違法鉱業拡大による被害を受けていることを明らかにした。Loreto州ではPutumayo川やNanay川が違法鉱業によって侵入され、住民約500千人の水資源へのアクセスがリスクに晒されているほか、Amazonas州でもAguajunやWampis等の先住民コミュニティが直接的な被害を受けていると説明した。また、これらコミュニティは違法鉱業の排除に関心を持っており政府の対策に協力的であるが、問題は広範囲に及び複雑であるため、最も深刻な被害エリアの特定が困難な状況であると述べた。さらに、違法鉱業の影響は森林を管理する農民コミュニティにも及ぶほか、住民との緊密な連携による代替経済の推進が必要だと意見した。